コーヒー豆にはさまざまな種類があり、楽しみ方もそれぞれ。香りで選ぶこともあれば酸味や苦味で好みが分かれることも。お気に入りのコーヒーが見つかれば、いろいろな珈琲豆屋で同じ銘柄の豆を買い、利き珈琲をしてベストな豆を発見するのもコーヒーの嗜み。
ところで、コーヒー豆、特にストレートの豆には産地がそのまま名称になっているものが多いですが、なぜ産地を名称に付けているのでしょうか？
コーヒーの栽培に適している地域を「コーヒーベルト」といいます。おもに赤道周辺での栽培が盛んです。しかし赤道周辺とはいえ、地球は丸いので、非常に広い地域で栽培されています。地域独特の気候や、その地域に生きる栽培者の人間性、経済的な状況等、あらゆる地域要素が、一粒一粒の豆の中に反映されていきます。
たとえば、多湿な地域である東南アジアで育てられたコーヒー豆は水分を多く含んでおり、焙煎すると非常にふっくら瑞々しく仕上がります。中南米のコーヒー豆にはラテンの熱い血で育てられた力強さが感じられます。
こんな風に、「世界」を感じながらコーヒーを味わうのも、一興ではありませんか？
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