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私と珈琲のしあわせな関係
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以前住んでいた自宅近くに、自家焙煎珈琲豆専門店があり、そこで「香ばしく深い味わい」の珈琲に出合い、以来珈琲に魅せられ、珈琲の奥深い世界を旅することになりました。

珈琲は不思議な力を持つ、魅力的な飲み物です。朝起きて目や頭、体を覚ましてくれて、リラックスやリフレッシュの効果があり、とてもいい刺激のある、生活の中になくてはならない飲み物として私を虜にしています。

料理人だった私が、2007年7月に焙煎士として、珈琲香房ラマーノを立ち上げ、将来に向けての第二章を始めました。

経営をしてつくづく感じるのは、"お客様からお金をいただいている"ということ。以前勤めている頃は、"自分が働いた代償として給料をもらっている"という感覚でした。

これは、とても大きな違いなんですよね。自営をすると安定はありませんので、「少しでも収入を上げるためには…」と常に考えます。"良いものをつくる"だけではダメなんです。"良いものをつくる"のはあたりまえの事で、それ以外のところで、どれだけお客様に納得し喜んでもらえるお店であるか!これが簡単なようで、難しいんですね。"自分にとっての良い店"と"お客様にとっての良い店"では少し違いがあるように思います。

「どのようなタイプの珈琲がお好きですか?」

意外と、ご自身のお好みを答えられる方が少ないんです。こんな時、幾つかお伺いします。

「軽めのコーヒーと濃い目のコーヒーでは、どちらがお好きですか?」

「一日のうち、いつ頃コーヒーを飲みますか?」

「お砂糖、ミルクは入れますか?」

などを伺い、その方のお好みのタイプの珈琲を、幾つかおすすめします。おすすめした珈琲が「好みの味でした!」という声を聞けると、とても嬉しく思います。

値段が高い珈琲豆が必ずしもおいしい珈琲とは限らないですから、いつ、誰と、どんな時に飲むか、その方にとって本当に"おいしい"珈琲を提供できれば、いいですね。

こうした想いで、相手の話をよく聞くことと自分の考え(想い)を楽しく伝えること、お客様の立場で気持ちを理解すること。すると、相手が何を求めているのか分かります。

これは、仕事以外の時も、日ごろから心がけています。お客様と珈琲を通じて信用と信頼で結ばれている仕事ですから。

私は豆を煎るとき、その豆に合った"おいしい"珈琲をイメージして焙煎を始めます。珈琲を煎るのは、焙煎機です。私の仕事は、この焙煎機をコントロールして機嫌よく上手に煎ってくれるように調整とメンテナンスをする事です。天候や気候の変化で、仕上がりが微妙に変わります。珈琲は煎り方次第で、どのようにも作ることができますので、私自身が"おいしい"と思える煎り方で、いつも安定した味を出せるように、日々焙煎機と向き合い努力しています。